インフルエンザに感染した後にかかる、インフルエンザ脳症は
毎年数百人の子供が発病しており、その死亡率は5割ともいわれ、
後遺症が残る確立も2割強にのぼるとされています。
脳症は、突然痙攣や意識障害を起こす病気で、インフルエンザの場合
感染後2日以内に発症することが多く、痙攣をともなったり、
呼びかけに応じない、おかしな事を口走ったり、ぐったりとしているといった
意識障害が起こります。
これらの症状は高熱時のうわごとや、熱性痙攣と見分けがつきづらいのですが
その症状の重さ、継続時間などで区分します。
症状が回復しても、運動機能障害や知能障害が残る場合もあるのですが、
未だ根本的な治療法が無いのが現状です。
このような多数見られる発症は、世界的にみても日本だけであることから
原因がある程度追求されているのですが、解熱剤が一つの要因として考えられています。
一時期、日本において解熱剤として『ボルタレン』が使用されていましたが、
この薬は諸外国では強すぎる為、解熱剤としての使用はされていませんでした。
ですが、現在では、解熱剤として『アセトアミノフェン』以外使用しないこととされています。
解熱剤などの薬は必ず薬の名前を確認するようにし、患者さん以外の家族が処方された解熱剤を
別の患者さんにしようすることは避けてください。
インフルエンザ脳症を防止するには、薬の確認、そして予防接種が重要となります。