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冬の時期に、下痢や嘔吐の原因となるウィルスに、ロタウイルスがあります。
およそ7~8割がこのウィルスが原因となって起こり、生後5か月ごろから2歳ぐらいの
子供に多くみられます。
症状として、下痢・嘔吐とともに、発熱もみられます。
発熱は発症後、半日~1日程度で下がるのですが、一日に数回も激しく吐くことが2日程度続き、
米のとぎ汁のような白い下痢便がみられるのが特徴で、下痢は一週間程度続く場合が多いようです。
また、便の回数が多く一日に10回以上出る場合もあるため、脱水症状には特に注意が必要です。
ロタウイルスの感染力はとても強いので、その便や嘔吐物に含まれるウィルスに感染しないよう
処理の際は、なるべく素手で触らないようにし、処理後、十分に手あらいをしてください。
仮に下痢などの症状が治まっていても、患者さんの便の中にはウイルスがまだ残っていますので
油断せず、引き続き注意が必要です。
対処としては、まず脱水症状を予防するため、市販のイオン水などで水分補給を十分に
してあげてください。嘔吐がある為、水分を取ってもすぐに吐いてしまう場合もありますので
少しづつ、こまめに分けてあげるようにしてあげるとよいでしょう。
また、脱水症状が重度な場合には、点滴をする必要がありますので、早めにお医者様に
見てもらうようにしてください。
子供の嘔吐や下痢の処置など、看病をするのも大変ですが、枕元に洗面器を置いておいたり
すぐに着かえられるよう準備しておくなどしておくと良いでしょう。
尿路感染症とは、尿の通り道となる腎臓・尿管・膀胱・尿道などに大腸菌などの細菌が感染し、
炎症を起こす病気で、大人で言う腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎と呼ばれる病気にあたります。
赤ちゃんの場合、これらの感染した場所を特定できないことが多いためまとめて尿路感染症と言います。
症状としては、まず発熱がありますが、て発熱だけみられる場合には、尿路感染症の
可能性を考える必要があります。
大人や子供の膀胱炎の場合は排尿時の痛みや残尿感があり、腎盂腎炎の場合には高熱や腰痛がみられますが、
乳幼児の尿路感染症には、はっきりした症状がわかりません。
一般の風邪の症状にみられるようなくしゃみ・鼻水などの症状がなく、原因不明の発熱が続く場合は、
尿路感染症を疑って診察を受けるようにしましょう。
病院では、尿検査を受けるのですが、赤ちゃんの場合は尿をとるのは難しいため
おちんちんや外陰部に専用のパックを貼っておき、おしっこをするのを待ちます。
尿路感染症にかかっている場合には、尿にたくさんの細菌や、白血球が見つかります。
原因となった細菌に対して効果のある抗生物質を使って治療すれば、1週間以内には治まります。
尿路感染症に気づかないでいると、敗血症や髄膜炎といった重症の病気になってしまう場合がありますので、
早期発見が重要となります。
予防法として、水分を多くとるようにし、おしっこを我慢させないこがあげられます。
また、女の子の場合は排尿後のふき方も気をつけてあげてください。
必ず前から後ろへ、菌を入れないようにふき取るようにしてあげるようにしてくださいね。
皆さんは『腸重積』という病名を聞いたことがあるでしょうか・・・?
この病気は、生後4か月ごろから2歳くらいまでの子供に多くみられる病気で、
突然、腸の一部が腸中に入り込み、めり込んだ腸が締め付けられ、
腸の血行障害や通過障害を起こす病気で、時間の経過により、めり込んだ部分が壊死を起こします。
原因はまだよくわかっていないのですが、腸重積の子供からは、風邪の症状となる【アデノウィルス】や
下痢の原因となる【ロタウィルス】等が検出されることから、これらのウィルスが原因ではないかとも
考えられています。
症状としては、激しい腹痛が起こり、突然にひきつけのように泣き、時として
嘔吐・顔面蒼白等の症状がみられる場合もあります。
ところがこの痛みが数分で治まるため、しばらくすると何事もなかったかのように
泣き止んでしまうのですが、この痛みは数分置きに繰り返されます。
また、血便が出るため、はじめは微量の血液が便に混ざる程度ですが、徐々に血液の量が
増える為、ケチャップのような血便がみられる場合もあります。
治療法としては、発病後24時間以内であれば肛門から造影剤や空気を注入する高圧浣腸をすることで
ほとんどの場合治すことができます。発病後24時間以上たっていたり、重症の場合などは手術を必要とします。
傾向として10人に1人の割合で、一度腸重積にかかったことのある子供さんは再発するといわれます。
腸重積はとにかく早期発見・早期治療が必要ですので、腹痛を訴えるときに
通常とは異なる痛みや、繰り返し泣いたりするようであれば、直ぐに病院へ連れていく
ようにしてください。
子供に最も多くみられる目の病気が『結膜炎』ですね。
結膜炎には大きく分けてその原因により、アレルギー性の結膜炎とウィルス・細菌感染による
ものとがあります。
その中でも一番多いのが細菌により結膜炎ですが、子供で多くみられるのが
肺炎球菌やインフルエンザ菌などが結膜に感染して炎症を起こす場合です。
症状は白目が赤く充血したようになり、目ヤニや涙の量が多くみられ、結膜がむくんで
腫れぼったくなります。
いづれにしても、目の様子がおかしいと思った場合には、すぐに眼科を受診するように
してください。
ウィルスが原因となる結膜炎としては、【エンテロウィルス】が原因となる急性出血性結膜炎、
【アデノウィルス】が原因の流行性結膜炎があり、この流行性結膜炎は感染力が強く
「流行り目」とも呼ばれます。
この場合の症状は、目ヤニや涙の量が増えて、まぶたの裏に小水疱ができるため
目を動かすとごろごろとした違和感を感じるのが特徴です。
感染した方の目ヤニだけでなく、鼻水・便などからも感染しますので、目ヤニを拭いたティッシュ等は
すぐに捨て、タオルや枕カバーなどは共用せず、しっかりと消毒するなどして感染を予防してください。
中耳炎の中でも、子供の難聴の原因となる病気に『滲出性(しんしゅつせい)中耳炎』があります。
これは、鼓膜の奥の中耳腔という部分に滲出液という液体がたまる病気で、
鼓膜のすぐ内側に膿がたまる急性中耳炎とは異なり、痛みや高熱がないのが特徴です。
痛みがないため発見が遅くなりがちですが、自覚症状として鼓膜のふるえが鈍くなるので、
耳の中が詰まったように聞こえにくくなります。
後ろから呼んでも返事をしなかったり、テレビの音を大きくして見たりしている場合は要注意です。
滲出性中耳炎にかかる理由として様々なことがあげられますが、急性中耳炎が治りきらずに、
膿が滲出液となって鼓膜の内側に残ってしまう理由が最も多いため、
急性中耳炎にかかったことのある子供も注意が必要となります。
程度が軽い場合は、薬による治療や、鼻から耳に空気を送りこむ処置などで対処します。
聞こえが悪くなっている場合は、鼓膜切開術という手術を行う必要があります。
手術といってもほとんど痛みを感じることなく、簡単な手術です。
鼓膜の一部を切開し、内側にたまっている滲出液を吸い出して、中耳の風通しを一時的に改善させます。
鼓膜の穴は数日たてば自然に閉じ、その後も手術によって悪い影響が出るということもありません。
子供にとって、難聴が続くことは、発達に影響を及ぼすことにもなってしまいます。
滲出性中耳炎による難聴は、ほとんど軽度にとどまっていることが多いので、心配しすぎること
はないかもしれませんが、いづれにしても、早期発見・早期治療が大切ですので、
中耳炎の種類にもこのような病気があることを覚えておいてください。
中耳炎は子供に多くみられる耳の病気です。
子供に中耳炎が多い理由は、子供の耳の構造と大きく関係しています。
中耳炎は、耳の鼓膜の内側にある中耳と呼ばれる内膜に最近等が入り炎症を起こします。
中耳炎にも様々な種類がありますが、一番多いのは「急性中耳炎」と呼ばれるものです。
子供の耳間(耳と喉の境目につながっている管のこと)はとても細長く、水平に近い
形状をしているため、喉や鼻から最近が入りやすく、同時に子供は風邪をひきやすいことから
風邪をひいたときにのどや鼻にある細菌が、この耳間を通り中耳へ入り込むため、
急性中耳炎を起こしてしまいます。
症状としては、耳に痛みを感じるため、話せる子供さんなら痛みを訴えたり、
赤ちゃんですと、機嫌が悪くなったり、耳に手をやるようなら中耳炎を疑ったほうが良いでしょう。
時には熱が出る場合もあります。
症状が進むと、鼓膜が破れ黄色い耳だれが出ることもありますが、このときには
耳の痛みが治まり熱も下がるのですが、中耳炎が治ったわけではありません。
治療として、症状が軽症の時は、抗生物質の服用・耳の中の消毒、鼓膜を切って膿(うみ)を出す
などの治療をします。この膿をためたままにしておくと、聞きづらくなり難聴気味になる場合もありますので
早めに耳鼻科を受診し、早めに治療するようにしてください。
そして再発しやすい病気ですので、痛みが治まったり、耳だれがなくなったからといえども
薬の服用は勝手にやめないようにしましょう。
お医者様に完治したといわれるまでは、指示通り薬を服用するようにしてくださいね。
子供は大人に比べると、汗腺の数が同じであるのに、表面積が小さいために、汗をよくかきます。
特に汗をかきやすい場所である、首・頭・背中などに赤くて小さなボツボツが出ると
汗がしみたり、ときにはヒリヒリとした痛みを感じることがあります。
子供は汗をかいたら、まめに肌着を取り替えたり、シャワーやお風呂で汗を流して
きれいにしてあげるようにしましょう。
また、爪で掻いてしまって皮膚をさらに傷つけたりしないように、爪を長くしないよう
切ってあげておいてください。
夏に限らず、おむつをしている赤ちゃんによくみられるのが『おむつかぶれ』ですね。
おしっこなどでしめったり汚れたおむつを長い間つけたままでいると、お尻が真っ赤になって
かぶれてしまいます。おしっこやうんちをしたら、おむつは早めに交換してあげるようにし、
取り換えるときにはこまめに汚れをふき取り常に清潔にしてあげるようにしてあげてくださいね。
特に下痢の場合には、かぶれやすですから・・・
最近は手ごろな赤ちゃんのお尻用のウェットティッシュなどもよく見かけますが、
お家にいる場合はできるだけ、ぬるま湯をしみこませたコットンやガーゼなどでふき取ってあげてください。
また、オリーブオイルをコットンにしみこませたものでふくと、しつこい汚れには効果があります。
とくに下痢ぎみの場合などは、シャワーなどで洗ってあげたほうがかぶれにくくなり安心です。
おむつかぶれとよく似た症状ですが、『カンジダ皮膚炎』と呼ばれる皮膚病があります。
これは、『カンジダ』というカビが原因でおこる皮膚病のですが、症状としてかぶれとともに
膿(うみ)を含んだ発疹があり、皮膚の皮が薄くむけたりしています。
清潔にしていてもかぶれが改善されない場合には、このカンジダ皮膚炎の可能性もありますので
専用の抗真菌剤の塗り薬での治療が必要となります。
通常のおむつかぶれ用の塗り薬ですと、かえって悪化する場合もありますので
一度お医者さんに相談してみることをお勧めします。
子供の病気でとても感染力が強い病気に、『水疱瘡(みずぼうそう)』があげられます。
肌が触れることだけでなく、実はみずぼうそうにかかった子供とすれ違うだけでも
感染してしまうのです。
また、生後間もなくの赤ちゃんでも感染する可能性がありますので
兄弟姉妹がいる場合には、必ずといってよいほど感染するといえます。
水ぼうそうの症状は、
まず37度~38度の高熱が出て、同時期に赤くて小さな発疹があらわれます。
この発疹は初めは小さくて赤いのですが、全身に広がり、時に口の中にも現れる場合があります。
またこの発疹は強いかゆみを伴い、小さいものがだんだんと『水ぶくれ』のようになっていきます。
2~3日すると水ぶくれはしぼみいづれ黒い『かさぶた』のようになるのですが、発疹が次から次に
新しく現れるため、発疹がすべてあらわれかさぶたになるまでに1~2週間ほどかかるようです。
感染後の潜伏期間は10日から3週間ほどといわれており、症状があらわれてからかさぶたになるまでの
間は、感染させる可能性がありますので、集団の場所(保育園や幼稚園・学校など)は休ませて
外にはあまり出かけないようにしてください。
家庭内での処置として、症状が軽い場合は、かゆみ止めの塗り薬を塗ることで対処できます。
ただし、かゆみを伴うため、爪で掻いて水ぶくれを破ったり・皮膚を痛めたりしないよう
爪を短くしてあげたほうが良いでしょう。
また、水ぼうそうにかかっている子供と接触した場合には、接触を含め3日以内にワクチンを摂取することで
発症の予防もしくは症状を軽くすることが可能といわれています。
仮に接触に気づかず症状があらわれたとしても、2日以内であれば抗ウィルスの飲み薬を飲むことで
症状が軽くなる場合もあるようですので、いづれの場合でも、病院へ行きお医者様に相談してみると
良いでしょう。
かかってしまうと完治までに時間がかかり、外出もできませんので共働きなどで
子供さんを長期に観ることができないなどの場合には、あらかじめ予防接種を受けておくと良いでしょう。
通常、健康な子供さんに対して水ぼうそうという病気は、さほど心配されるものではありませんが、
先天性に免疫不全のお子さんや、免疫抑制剤・副腎皮質ホルモンなどを投与しているお子さんの場合
には注意が必要となります。
子供の皮膚病の中でも『とびひ』は感染力がとても強くて、あっという間に
体中に広がってしまう怖い病気です。
その名も、家事の飛び火のように広がることからこう呼ばれるのです。
もともとは、虫刺され・あせも・湿しん・傷ぐちなのですが、これらに
【黄色ブドウ球菌】や【溶血性レンサ球菌】と呼ばれる菌が繁殖し、かさぶたや水ぶくれを
作ります。このかさぶたなどがとても痒いため、掻いているうちにこの菌が飛び散ってしまい
健康な皮膚に感染して、次から次へと新しい水ぶくれやかさぶたを作ってしまいます。
自身の体だけでなく、この菌がついたままの手でほかの子供の皮膚に触れたり、夏場気づかないで
プールに入ってしまったりすると感染させてしまいますので、注意が必要です。
とびひは、初めてかかる場合には、その病気に気づかない場合が多く、みずぶくれやかさぶたに
絆創膏などで覆ってしまい、かえって菌を増殖させてしまうケースもみられます。
まず、とびひになったら、早めに医師の診察を受けて抗生物質を塗って、水ぶくれをガーゼで
覆うようにします。この作業は範囲が広範囲にわたるため大変になりますので、
広がる前に早めの処置が必要ですね。
そして、塗り薬だけでは治らないため、抗生物質の内服も必要となります。
何日かすると、皮膚が乾燥してきて改善したように思われますが、
お医者さまから処方を受けた分は、しっかり内服を続けてください。
早くに内服をやめてしまうと、とびひが再発してしまう場合があります。
子供の病気予防法などを紹介しているサイトです。