Top2008年6月30日 »

最新記事【2008年6月 9日】


「手足口病」というのを耳にしたことがある方は多いと思います。
実はこの病気、子供がかかりやすい病気の中でも夏風邪の種類の一つです。
  
手足口病と一言で言っても、この病気の原因となるウィルスには複数の種類があり、
『エンテロウィルス』や『コクサッキーA群ウィルス』といったものがあります。
ということは一度手足口病にかかったとしても、再度別のウィルスの原因による手足口病に
かかる場合があるということになります。

症状としては、手のひら・足の裏・口の中といったところに水ぶくれのような
小さい発疹があらわれます。
この発疹にはかゆみや痛みといったことはほとんどない場合が多いのですが、
口の中にできた発疹は、時として破れ潰瘍のようになる場合もあります。
この潰瘍が原因で痛みが生じる場合があります。その時は熱いものや冷たいものといった
刺激のあるものは避けるようにして、消化のよい口当たりの良いものを与えてあげましょう。

初期症状として、のどの痛みや軽い発熱が現れる場合がありますが、
特に治療をしなくとも自然に治る病気です。
多くの場合、1週間から10日程度で治り、さほど重症になったりすることもほとんどないのですが、
まれに髄膜炎を引き起こす場合がありますので、この時は入院が必要です。
また、ごく稀に急性脳炎を引き起こした死亡する場合もあります。
高熱や嘔吐の症状や頭痛がある場合などは、早めに診察を受けるようにしてください。

また、この病気は通常10歳以下の乳幼児・小児に多く見られる病気なのですが、
時として大人が感染する場合があり、大人の場合には痛みを感じることもあるようです。

いづれにしても、一度は病院へ診察を受けたほうがよいでしょう。


 


『ヘルパンギーナ』という病気を聞いたことがあるでしょうか。。。
これは一番子供がかかりやすい夏風邪のひとつです。
4歳までに70%の子供が感染するとも言われ、1歳前後から10歳までの子供に
多くみられます。

この病気のウィルスも手足口病と同じで、エンテロウィルスの飛沫感染によるものか、
流行性の場合ばA群コクサッキーウイルスが原因とされています。

症状は、急に39度の高熱があらわれ、のどの奥に小さな水ぶくれのようなものがたくさんあらわれます。
この水ぶくれが破れ潰瘍になり、これが痛いために子供の機嫌が悪くなるのが特徴です。
また、よだれがたくさん出るため、飲食がしづらくなります。
高熱は2~3日程度で下がるのですが、のどの奥の水ぶくれが1週間ほど続くため
しばらくの間不機嫌な状態が続き、食べたり飲んだりをしたがらない場合もあるでしょう。

治療法としての特効薬は無く自然治癒する病気ではありますが、高熱が出るため
水分の補給に気をつけてあげてください。食べ物は刺激のあるもの、酸っぱくて染みるような
ものは避け、口当たりのよい刺激の少ない食べ物を与えてあげるようにしましょう。
あまり食べたがらないかも知れませんが、水分は必ずあげるようにしてあげてください。

熱が40度を超える日が続く場合や、嘔吐などの症状がある場合などは、無菌性髄膜炎の
可能性もありますので、早めに病院で診察を受けてください。

また、感染しますので特に発熱後2~3日の間は、特に兄妹などがいる場合には
予防の注意が必要です。予防法としては、手洗いをしかっリと行い、タオルなども
健康な方のものと区別して使用するようにしてください。
そして便にも感染してから1か月ほどはウィルスが出ている場合がありますので、
治ってからもしばらくはおむつ交換などをした後は、しっかりと手あらいをするように
しましょう。

 

 


この病気は、子供の病気の中でも、未だ原因が解明されていない病気のひとつです。

川崎病とは、1967年に当時日本赤十字病院の医師であった川崎富作氏が最初に
報告したため、この名前が付けられました。
特に日本人や韓国人といったアジア系の人に多く見られ、1歳前後から5歳ころの子供に
多く発症し、どちらかというと男の方がやや多いようです。
再発する場合もありますが、人に感染する病気ではありません。

症状としては、39度以上の高熱が5日以上続き、全身のいたるところに発疹があらわれます。
そして、手足がパンパンに腫れたり、首のリンパ節がはれ、触ると痛がります。
また、白目が充血したり、唇が赤く、舌にいちごのような赤いブツブツができます。
これらの症状は通常1週間から2週間程度で治まるのですが、次の症状として、手足の指の皮が剝けてきます。

この病気で怖いのは、後遺症です。心臓に障害が残ってしまう場合があったり、
ごく稀ですが、心臓冠状動脈瘤が起きて突然死する場合があります。
入院治療が必要となり、心臓の後遺症を防ぐためのアスピリンを服用する場合もあります。

当時はとても怖い病気でしたが、現在では検査方法や治療法なども研究されて、当時ほどの恐い
病気ではなくなっています。
川崎病と診断されても、あわてず、信頼できる病院で入院治療したうえで、退院後にも定期的に
検査を受けるようにしましょう。

 

りんご病は、その名の通り、ほっぺが林檎のように赤くなる病気です。
この病気は、ヒトパルボウイルスB19と呼ばれるウィルスにより感染します。
時期的には、初夏から秋にかけて、だいたい5歳から9歳くらいの子供さんがかかりやすく、
大人になってもかかる場合もある病気です。

成人では60%から70%の人が抗体を持っているとも言われるのですが、
妊娠中の女性が感染した場合は、注意が必要です。
このウィルスには、赤血球を作る細胞を壊す働きがあるため、妊婦の方が感染すると
胎児の赤血球が破壊され、胎児水腫や流産、死産の原因になる場合があります。

このウィルスの潜伏期間はおよそ一週間程度で、その後軽い発熱や筋肉痛・倦怠感などの症状が
起こる場合があります。そのため、はじめのうちは風邪かと思ってしまう場合が多く、りんご病だと
は気がつかない場合が多いです。ですが、この時期が最も感染力が強い時期になります。

その後の症状で、顔のほっぺたにりんごのような赤い発疹があらわれ、腕や足にも網目状の
発疹が出ます。この発疹はおよそ1週間から2週間程度で治まります。
この発疹には、かゆみを伴う場合が多く、かゆみが強い場合にはかゆみ止めの薬を使用します。
ですが、治療にかかわる特効薬はなく、特に安静にする必要もありません。
発疹が出始めてりんご病とわかった時点では、すでに感染力が無くなっているため、
学校や幼稚園・保育園なども休む必要はなく普段通りの生活をすることができます。

このような症状ですので、知らない間にかかっていて、免疫ができている場合も
多いのですが、ご自身に抗体があるかどうかわからないで妊娠中に他の子供がりんご病にかかったり、
りんご病にかかっている子供と接触したような場合には、産婦人科で相談するようにしましょう。

 

 

おたふく風邪は、耳の下や頬がはれる病気で、皆さんもよくご存じの病気かと思います。

これは、『ムンプスウィルス』と呼ばれるおたふく風邪ウィルスが原因となる病気です。
潜伏期間は2週間程度ですが、感染力がとても弱く、不顕性感染と呼ばれる感染しても症状が出ない
場合もあります。
特に1歳以下の乳児では、症状が出ていないけど感染している不顕性感染が多く、
3歳~10歳の子供に発症がみられることが多くあります。

症状は、耳の下(=耳下腺という)から頬・顎にかけてその片側、もしくは両側が腫れ
痛みを伴います。時には38度~39度の高熱が出る場合もあり、熱は2~3日で治まり、
耳の下などの腫れや痛みはおよそ1週間程度で治まります。

治療法としては、こちらも特効薬はありません。
腫れている箇所が痛むようであれば、濡れタオルや冷シップなどで冷やしてあげると良いでしょう。
また、顎を動かすと痛むため、出来るだけ噛まずに食べられるゼリーやプリンといったものや
やわらかくて消化の良いものを与えてあげると良いです。

おたふく風邪では、無菌性髄膜炎や難聴などの合併症の可能性がありますので
予防接種を受けておくほうが良いでしょう。予防接種を受けても、おたふく風邪に
かかってしまう場合がありますが、症状は軽くで治まります。
1歳をすぎると接種が可能となります。

また、思春期以降にかかった場合ですと、男性の場合は睾丸炎、女性の場合は卵巣炎を
起こすことがあります。これらの病気では、不妊の心配をされるかと思いますが、
通常は片方だけの炎症ですので、その心配はないでしょう。

ですが、できるだけ子供の間にかかっておきたい病気の一つですね。

子供の病気を防ごう

子供の病気予防法などを紹介しているサイトです。